小説 World-・

今日も時間は進み続けるのです。今日も世界は、まわり続けるのです。
私がどんなに止めようとしても、時間は、世界はそれを無視するのです。
「はぁ...。疲れたぁ。」
私は、ため息まじりにつぶやいた。しかし、本当にこの仕事は疲れる。
「おい、メルナス。こっちもやれよ。」
「はいは〜い。」
私は仲間の言葉にしたがい、仕事をはじめる。私の仕事は盗賊。つまり、泥棒だ。
家族や友達は、私が盗みを働いていることなど、当然知らないのだが。
こんなことをしてはいけないことなど、知っている。しかし泥棒をするしか、私には生きる道が無いのだ。
私は普通のポケモンとは違う。見た目も、能力も。そう、差別だ。
そのせいで、まともな仕事などつけるはずがなかった。この能力がやくにたつ仕事など、盗み程度だ。
「私だって、私だって...。」
おもわず独り言を呟いてしまった。いけない、リーダーに感づかれたら終わりだ。その時だった。
「探検隊がきたぞー!!逃げろー!!」
思わず体が震える。一番聞きたくない言葉だ。逃げなくては、そう思ったときだった。
前から探検隊と思われるポケモン達が走ってくる。
もうだめだ。家族にも、友達にも、ばれる。裏切られる。そう思い、逃げるのをあきらめた。
ぎゅっと目をつぶり覚悟した。のだが...。
「...?」
反応が無かったので、とうり過ぎたのかと思い、ゆっくりと目をあけたのだが...。
そこにいたのは、
「メルナス...?」
「お兄...ちゃん...?」
私を妹として育ててくれた、血の繋がっていない、兄だった。

つづく---------

なんだこりゃあぁぁぁ!!こんなヘタな小説、期待してくれた人がガッカリするわぁあぁ!!
ヘタな小説でごめんなさいorz